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Author:木札職人
仕事柄、和のグッズに興味があり独学で現在自ら木札を製作しています。
彫りから塗りまですべてが手作業なので時間はかかりますが結構楽しくやってます。
興味のある方は覗いてみて下さい。

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とんぼ(柄)

■江戸一『鯉口シャツ(柄)とんぼ』

とんぼは
『勝虫(かちむし)』『勝軍虫(かちいくさむし)』
ともよばれゆ縁起物であり、
前にしか進まず退かないところから、
「不転退(退くに転ぜず、決して退却をしない)」
の精神を表すものとして、特に武士に喜ばれた。
戦国時代には兜や鎧、
箙(えびら)刀の鍔(つば)などの武具、
陣羽織や印籠の装飾に用いられた。

とんぼはこのように縁起物なので、
手拭の柄や、お祭りの鯉口シャツ・股引など
いろいろな和雑貨に見かける柄なのです。
とんぼ(特撰)2

■江戸一『鯉口シャツ(特選手拭)とんぼ』

とんぼを勝ち虫とする由来は雄略天皇が狩に出かけた際に詠んだ歌が元になっている。
素早く飛び回り害虫を捕食し、前進するのみで後退しない攻撃的な姿からともいわれる。

■雄略天皇の歌■
「み吉野の 小村が嶽に 猪鹿伏すと 誰れそ 大前に奏す やすみしし 我が大君の 猪鹿待つと 呉床に坐し 白栲の 衣手着そなふ 手腓に 虻かきつき その虻を 蜻蛉早咋ひ かくの如 名に負はむと そらみつ 倭の国を 蜻蛉島とふ」

「吉野の小村が嶽に猪が潜んでいると、誰が御前に申し上げたのか。我が大君が、猪を待とうと椅子に座り、袖を着ている腕のふくらみに、虻が喰いつき、その虻を蜻蛉が素早く喰った。このことを称えて名を負わせ、大和国を秋津嶋と呼ぶ。」

■蜻蛉の滝■(奈良県川上村)
蜻蛉(せいれい)とはトンボのことである。
二十一代雄略天皇がこの地に行幸の際、狩人に命じて獣を馳り、
自ら射ようとしたとき、突然大きな虻(アブ)が飛んできて、天皇の臂(ひじ)に喰いついた。
ところが、何処からともなく蜻蛉(トンボ)が現われその虻を噛み殺したので、
天皇が大いにほめたたえ、これより、この地を蜻蛉野(あきつの)と呼ぶことになった。
蜻蛉の名にちなんで、この滝を蜻蛉の滝と呼んでいる。

印刷物で使われるトンボは、形がとんぼに似ていることからつけられている。

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